S&B magazine

シンプルとベーシックな生き方の考察。

新婚旅行に行ってきました〜ジョグジャカルタ編〜

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ウブドでの滞在が終わり、バリ島から飛行機で約1時間のジャワ島のジョグジャジャルタへ向かいます。
ここに向かう目的は何よりも「ボロブドゥール遺跡」でサンライズを見ることです。初日は移動日で、翌日の早朝にサンライズツアーに参加するという流れです。

1日目・移動日で恐怖体験

Airasiaの国内線であっという間にジョグジャに到着。
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降りる際は、機体の右側に見える取り付け式の階段で降りていきます。間近に飛行機を見ることは初めてだったので、ちょっとワクワクしました!
空港からボロブドゥールの近くにある私たちのホテルまでは距離があるためバスかタクシーでの移動が必要です。バスの方が安く行けそうだったのですが、この日はもう到着が夕方だったためバスは終わってしまっているとのことで、仕方なくタクシーを探すことに。
バリのデサンパール空港もそうでしたが、ジョグジャの空港もタクシーの客引きが本当にすごいです!!「NO」と言ってもしつこく付いてきます、、、。
ジョグジャの空港の周りはバリと違って割と閑散としていてローカルのタクシーを探すのもな、、、という感じだったので料金前払い制のタクシーがあったのでそこでお願いすることにしました。実はバリに着いた際に使ったタクシーがメーターだから乗ったのに、ホテルに着く直前にメーターがいきなり上がり、ぼったくられるという事件が起きました。なので、前払いということは私たちにとって安心感があったのです。そして、いざ出発。ところが大通りに出てみると、、、、
えっ、ここ一般道だよね?なんでそんなにスピード出す、、、?しかも車間距離はかなり近いし、急ブレーキなんて当たり前。まるでカーアクション映画に出ているかのようでした。
ドライバーは英語も話せないし、途中で降りたかったけどどんどん僻地な風景になっていくので、今降りてもホテルまで辿り着けないかもしれない、ということで耐えるしかありませんでした。今思えば大げさかもしれないけれど、あの時は本気で私たちは拉致されてどこかに連れてかれて殺されるのかも、、、なんて思いが頭をよぎりました。
そんなことを思いながら、なんとかホテルまで無事到着しました。とにかくホッとした私たちですが、何やらドライバーが私たちに向かって言っています。
ちょうどその時、ホテルのオーナー(ボビーさん)が出迎えてくれたので対応してくれたのですが、あんなに怖い思いをした私たちに向かって、ドライバーの想像していたホテルの場所よりも遠かったようで、支払いは先に済んでいるにも関わらず追加の料金を請求してきたとのこと、、、とにかく無事に着いただけでもう充分でしたが、そんなことまで言ってくるなんて、、、もしジョグジャでタクシーを利用する方は、本当に気をつけてください。ジョグジャの町自体、交通ルールは無いようなもので車線なんて無視して走っている車がほとんどなので、日本は本当に安全運転だな、と感じます。カルチャーショックな体験だったのでちょっと長々と書いてしまいました。本当に事故に合わなくてよかった、、、。

恐怖体験からの温かい歓迎

今回私たちがジョグジャで滞在したホテルはこちら。


www.booking.com

ホテルというよりは、名前の通りバンガローの方が正しいです。私たちが泊まった部屋はこちら。

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テラスにはハンモック付き!

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部屋はベットルームと、奥にシャワーとトイレがあるコンパクトなつくり。

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バンガローの周りは観光地化されていなくて、ローカルな人たちの暮らしが身近に感じられます。

到着したときに出してくれたコーヒーとお菓子。このお菓子、手作りと言っていましたがすごく美味しい!

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インドネシアはコーヒーの産地としても有名なので、滞在中なんどもコーヒーを出してくれてこれまた美味しかったです。

この日の夕飯は、デリバリーを頼んでもらいました。

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届いたばかりでとても偏っていますが、このフライドライス、絶品でした!!しかも値段が日本円でおよそ180円くらい。バリ島とジャワ島では味付けが若干違うみたいで、ジャワ島の方が甘じょっぱく感じました。日本人向けかもしれません。

翌日はボロブドゥールのサンライズツアーで朝がとても早いので、この日は早めに就寝しようと思っていたのですが、オーナーのボビーが
「ガムランの演奏が無料で聴けるから行ってみる?」
と誘ってくれました。ガムランとはインドネシアを中心に東南アジアで演奏されている金属打楽器のアンサンブルのこと。せっかくの機会なので行ってみることに!
移動手段はなんとバイクの後ろ。現地の少年らしきバイクの後ろに乗せてもらい、どんどん山を登っていきます。バイクを降りてさらに徒歩で登って行くと、、、

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ステージが出現!女性の方が歌い手さんで、男性は楽器を演奏していました。観光客は私たち以外いなくて、現地の方達は私たちのことを歓迎してくれました。
お茶やお菓子まで振舞ってくれて、言葉は分からなかったけれど、みなさんの優しさやあたたかさをとても感じました、、、じーん、、、。

怖い思いもしたけれど、こんなローカルな体験も出来てよかったと満足な気持ちでこの日は終わりました。

2日目・いざボロブドゥールへ

AM3:30に起床し、サンライズツアーへと向かいます。辺りはまだ真っ暗ですが、現地に行くとたくさんの参加者の人たちが。実はこのボロブドゥールの敷地の中には「マノハラホテル」というホテルがあります。ここに泊まると移動しなくてもそのままサンライズツアーに参加できるのです。あいにく私たちが探した時にはすでに満室だったのですが、機会があれば泊まってみたいです。
入り口から遺跡までは歩いて10分ほど。日の出まで、遺跡の周りで待機します。


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少しづつ周りが明るくなってきました。

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山の後ろに太陽の気配が、、、

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ついに出ました!

この日は霧がモヤ〜っとしていたので、ちゃんと見えるか心配だったのでよかったです。タイミングがよくないとこんなにはっきり見えないこともあるみたいなので、もうこれは運かもしれませんね。
日の出なんて日本でもしばらく見ていませんでしたが、このボロブドゥールで見た日の出は遺跡に囲まれながら見たせいか、なんだかとても神秘的に感じました。
これは言葉では伝わりにくいと思うので、実際にぜひみなさまにも見てもらいたい、、、!
わざわざこのためにジョグジャに来て本当に良かったなと思いました。

日の出鑑賞の後は、明るくなったので周囲を少しお散歩。

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受付した入り口まで戻ると、簡単な朝食とコーヒーか紅茶のサービスがあります。そしてお土産の手ぬぐいのようなものをもらって、バンガローへと戻りました。

ジョグジャ、最高!

怖い思いもしたけれど、すごくローカルな体験ができたり、ウブドとはまた違う雰囲気を味わえたジョグジャ。何より、宿泊したバンガローのボビーさんがとっても気さくで良い人だったので、この2日間の旅がより素晴らしいものになったのかなーとつくづく思います。ボロブドゥールから帰ってくると、たくさんの朝食を用意してくれていて、これがまた美味しかったなぁ、、、

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日本ももちろん素晴らしいですが、海外に行っても「おもてなし」を感じる場面はたくさんあって、とても勉強になります。人は自分が想像している以上のサービスを体験することで感動し、「また来たい!」につながるのかなと思います。今回泊まったバンガローは決して5つ星のホテルではないけれど、人の温かさとおもてなしの精神をとても体感できました。
帰りの空港までの送迎は、私たちがタクシーで怖い思いをしたと言ったら、ボビーさんが「安全運転のドライバーだからね!」と言って手配してくれました。おかげで安心して空港までたどり着くことができました。
便利なマノハラホテルも良いけれど、この「ジャヌールバンガロー」は心からオススメできますよ。
ボビーさん、素敵な体験をありがとう。

さて、ジョグジャ編も終わりいよいよ次は最終章「バリ後半編」です。お楽しみに。
ではまた〜